機能性表示食品として届出公表された生鮮食品の届出の件数について、品目ごとに集計しました。2015年4月から2024年3月までの届出件数上位20位までの品目は表のとおりです。

生生鮮食品の品目届出件数
トマト31
バナナ27
みかん21
鶏肉17
大豆もやし16
鶏卵11
りんご10
ケール8
パプリカ6
ブロッコリースプラウト5
グレープフルーツ4
ほうれんそう4
メロン4
4
豚肉4
4
えのきたけ3
たまねぎ3
にんにく3
パイナップル3
ブロッコリー3
消費者庁「機能性表示食品の届出情報検索」から集計(対象期間:2015/4/1~2024/3/31)

〈野菜〉

野菜の届出のうち、届出件数上位10位の品目とそれぞれの機能性関与成分は次のとおりです。

  • トマト 31件(GABA、リコピン、クエン酸)
  • 大豆もやし 16件(大豆イソフラボン、GABA)
  • ケール 8件(ルテイン、GABA、)
  • パプリカ 6件(GABA、パプリカ由来キサントフィル)
  • ブロッコリースプラウト 5件(スルフォラファングルコシノレート)
  • ほうれんそう 4件(ルテイン)
  • えのきたけ 3件(GABA)
  • たまねぎ 3件(ケルセチン)
  • にんにく 3件(イヌリン、アリイン)
  • ブロッコリー 3件(スルフォラファングルコシノレート、GABA)

〈果物〉

果物のうち、届出件数上位8位の品目と件数、それぞれの機能性関与成分は、次のとおりです。

  • バナナ 27件(GABA)
  • みかん 21件(β-クリプトキサンチン、GABA)
  • りんご 10件(リンゴ由来プロシアニジン)
  • グレープフルーツ 4件(ナリンジン)
  • メロン 4件(GABA)
  • 柿 4件(β-クリプトキサンチン、GABA、柿タンニン)
  • パイナップル 3件(パイナップル由来グルコシルセラミド)
  • ブルーベリー 2件(ビルベリー由来アントシアニン)

〈穀類〉

生鮮食品として届出された穀類は、精米2件、玄米1件、麦ごはん(精米と大麦)1件でした。機能性関与成分は、精米がGABAまたはレジスタントスターチ、玄米がγ-オリザノール、麦ごはんが大麦由来β-グルカンでした。γ-オリザノールは医薬品成分とされていますが、玄米に元々含まれ、玄米が昔から一般的に食べられていること、明らかに食品とわかることから、届出されています。

〈肉類〉

肉類の届出のうち、品目別届出件数と機能性関与成分は、次のとおりです。

  • 鶏肉 17件(イミダゾールジペプチド、アンセリン、カルノシン)
  • 豚肉 4件(イミダゾールジペプチド、オレイン酸)
  • ダチョウ肉 1件(イミダゾールジペプチド)

〈海産物〉

海産物(魚類及び海産哺乳類)では、品目別届出件数と機能性関与成分は次のとおりです。

  • かんぱち 2件(DHA・EPA)
  • くじら 2件(DHA、イミダゾールジペプチド)
  • まいわし 2件(DHA・EPA)
  • ぶり 1件(DHA・EPA)
  • まだい 1件(DHA・EPA)

〈卵類〉

生鮮食品として届出された卵類は、鶏卵11件、機能性関与成分はDHA・EPAまたはルテインでした。

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